cytoのメモ帳

気づいたこと,感じたことを徒然と

MacBookを修理に出しました-Thunderbolt 2ポートの接続不良-

購入してもう少しで3年になるMacBook Proでしたが,Thunderbolt 2ポートの接続不良があったため修理に出しました.

モデルは,MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2015)です.その当時は,接続端子がUSB 3.1で統一された鏡面仕上げのリンゴマークを持つ現行のMacBook Proの初代がリリースされてまもない時期でした.新型MacBookの打鍵感の浅いいわゆる「ペチペチキーボード」やSDカード端子が廃止されてUSB 3.1端子ばかりになったことが個人的には不都合だったための旧モデル選択でした.最後の「光るリンゴ」を持つMacBook Proです.確かCPUをCore i7 2.5GHz, RAMを16GBにアップグレードしたかな.

個人的には結構お気に入りの機材で,重めのコーディングと数値計算機械学習の実装といった研究・学術的用途からAdobe LightroomでのRAW画像の現像まで,現在でもマルチに使い倒しています.

そんなこんなで大切に使ってきたのですが,先日,プロジェクターにThunderbolt 2-VGA変換アダプタを介して接続したときのことでした.接続はされて画面が投影されるのですが,すこしでもMacBookを動かすと接続がブチブチ切れるように…

最初は,VGAケーブルやThunderbolt 2-VGA変換アダプタが不具合の原因と疑っていたのですが,別のMacBook ProMacBook Airで試してみてもそのような現象はみられず,変換アダプタを変えたり(Thunderbolt 2-HDMI変換アダプターも試してみた)別のモニターに接続してみても自分のMacBookでは同様の現象がみられることから,機材の故障の可能性大とのことで修理を依頼することにしました.

修理依頼(1回目)

早速Web予約をして最寄りのApple 福岡のGenius Barでみてもらうことに.この店舗は2019年9月に旧店舗から移転したばかりで,すごくキレイで洗練されています.中央の大型ディスプレイが目を引きます.

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Apple Fukuoka

症状を説明したところ, 

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 という見積もりに.

AppleCare(3年間)の保証が有効で修理費用が無料になったのはありがたい.

 

修理は5日間.年末ギリギリの時期の割に早く終わりました.

Genius Bar 修理確認書を見てみると… 

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Thunderbolt 2端子の部分は修理されていない…MagSafe 2端子の調子も少し悪かったのは事実なのですが…おそらくThunderbolt 2端子の接続不良は再現できず「正常」の判断になってしまったと考えられます.

 

帰宅して接続を確認してみると,案の定まったく治っていない…残念でした.窓口での症状の説明が足りなかったのかな…ちなみに,MagSafe 2端子の調子はすこぶる良くなっていました.

このまま未解決で困るので,年始に再度修理依頼をすることに.

修理依頼(2回目)

Apple 福岡のGenius Bar再訪問ですが,前回と同じ担当者の方がいらっしゃってくれました.すごく謝られてしまって…少し申し訳なくもなりましたが(その担当者の見積もりは問題なくて,修理センターでの判断が微妙だったので,担当者の方は悪くないのです).

ロジックボードに不具合が隠れているかもしれないとのことで,見積もりは以下のように.

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修理費用が額面上では結構なお値段になりましたが,AppleCareのおかげで今回も無料となりました.ありがたい.

 

4日後に修理が完了したとの連絡を受けました.

修理確認書を確認すると…見積もり通りの結果で,ロジックボード交換となっていました.

早速動作チェックを行ってみると,きれいに治っていました.Thunderbolt 2の接続トラブルはもちろんないのに加えて,他の端子の接続も認識までのタイムラグが以前よりも小さくなった気がします.

ちなみに,このMacBook Pro Mid 2015モデルまではストレージがロジックボードと分離できる形態なので,データも初期化されずに済みました.現行のMacBookはストレージ,RAMがロジックボードと一体になっているようなのでデータは初期化されていたでしょう.手間が省けました(逆に考えると,現行MacBookではロジックボード,RAM, ストレージ交換の修理の場合はロジックボードごと交換されるため,一式が新品になるというメリットがあります).

 

今回は完全に解決するまで少し時間がかかってしまったのも事実ですが,最終的にしっかり不具合を治すことができたので大満足です.担当者の方のサポートも的確でしたので,手続きもスムーズに進みました.さすがです.

というわけで,これからも安心して使い倒していけそうです.

 

余談

Apple製品,特にMacBookとの出会いは小学生時代にさかのぼります.当時,「女王の教室」というテレビドラマが流行っていたのですが,天海祐希が演じる阿久津真矢先生が使用していたのがMacBookでした(厳密にはPowerBook G4 15-inch,現行のモデルではMacBook Pro 15-inchに相当).

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控えめに言ってカッコいい.劇中でリンゴマークを光らせて使っている姿に感銘を受けたものです.

これを目にして以来,いつか使ってみたいと思っていました.それから何年も経って大学に入学し,初めて手にすることになったのがMacBook Air (13-inch, Mid 2013),そして,大学での研究活動などの重めの作業を行うために手に入れたのが,今回修理に出すことになったMacBook Proだったというわけです.

MacBookを使い始めた原点は,このような些細なきっかけからだったりするんですね.